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「似合う」の起源は「賜る」で、貴人の容貌を受け・・・?

(第11回)続々々々々々・美意識(センス)のない世界!?
       =「似る」+「合う」とはどんなこと?=


               ▽    ▽

       さて、前回の質問は、次のようなモノでした。

「似合う」という言葉がもし、「似る」と「合う」とが一緒になって出来たとすれば、
それぞれはどういう意味で、また、2つが結合してどんな意味になったのでしょうか?

今回も、ブログの皆さんを中心に沢山のお答えを頂きました。ありがとうございます! 


ではさっそく、皆さんのさまざまな学説(!)を、ご紹介することにしましょう!!

             ・・・・・・・・・・

★ ○似てる、似てない・・・それは、比較対象があるということです。親子や兄弟が
似ているとは、比較する基本形があってはじめて使える言葉です。
  ○合う・・・凹凸が合う。ジグゾーパズルが合う。正しく対になるということ。
  つまり「似合う」とは、その髪型、服装によって、その人自身が、本来あるべき姿
 (理想型)に限りなく近づいた状態を意味するのかしら?
                              〈domino〉

★ うーーん、よく分からないけど、頭の中には誰でも好きな格好や憧れの格好が潜ん
 でいて、無意識のうちにそうなりたいという願望があるのかなぁ? で、服や髪型が
 思い描いていたものに近づいた時に「似た」。で、その結果満足して自分の願望とが
 重なりあった時「合った」。合わせて「似合う」ということになるのかな~????

                              〈*まき*〉

★ ある理想とされているものがあり、それに先ず「似た」ものを得る。そしてそれを
 自分に合わせてみて「合う」と言う段階に踏み入れられたら「似合う」と言うこと?!
 (ワタシ、商売柄、毎日【似合う】と言う言葉を100回くらい使ってるかも・・・
  理論的に考えたこと無かったからチョット刺激になりました)

                             〈セバスちゃん〉

★ 「芸術は摸倣から」という言葉を昔、聞いたことがあります。これに近い考えで、
 何かが「似合う」というのは恐らく自分の頭の中にある理想の像に「似て」いて、
 それを自分に当てはめたところ「合って」いる=「似合う」かなぁ? 自分に合って
 いると判断する基準はなにかと同時に考えると、う~ん;難しい。

                              〈やむやむ〉

★ 実は料理用語でした。煮る+合うで渾然一体となった旨みの相乗効果を表します。
 なんてことはありえないかな~~?
                              〈まーがりん〉


★ 似るは「とうばる」と読みます。もともとの意味は「賜る」と言う事のようです。
 「似合う」とは、貴人の容貌を受けてそれに合わせる、と言うのが本来の意味だと、
 たしか中学のころの国語の先生に教わりましたが・・。
                               〈源蔵〉


★ う~んと、「似る」=らしい。「合う」=合致する。
 で、似合う=その人に対する自分のもっているイメージ(似:らしさ)に合致する。
  例えば、 スペイン人は情熱的 というイメージをこちらで持っているとします。
 赤や黄の原色の服を着たスペイン人を見ると、自分の中の情熱的な人というイメージ
 と色の持つイメージが合致し、似合うと感じる。人はみな自分のメガネで世界を見て
 いるので、自分の見解と見ている対象物に違和感がない限り、全て似合うと考えるの
 ではないかと思いマスル。(^^;)
                            〈勇者さこちゃん〉


★ 「似る」の以前に、私にとっては「似せる」があります。憧れている何かを参考、
 お手本にして「似せてみる」。 つまり、「似せる」+「合う」=「似合う」!!
  個性って、生まれながらにも持ってると思うけど、初めは何かしら参考にしたり、
 ファッションでも誰かのセンスをコピーしたりすることから始まると思うんです。
 芸術でも、模写からとか、ショパンやバッハから始まったりってありますよね?
 それが自分なりのオリジナル性に変わっていくと初めてその人の個性が発揮される。
 「似せる」ことから始まって、吸収しながら自分らしさに変えて行く =似合う♪

                               〈ハナ〉

                  ▽ 


みなさん、ホントにホントにありがとうございました! ほとんどの人達が、そうとう
苦しみながら頑張ってくれたようで、心より深く感謝いたしま~す!!(Gracias!)


まったく「似合う」とは、妙な言葉ですね~。もし「似る」をそのまま受け止めれば、
お互いに似通ったものを組み合わせることになり、色の場合で考えれば、同系色ばかり
でまとめなければならなくなってしまいます。 それじゃー、単調すぎますよね~?

だいいち黒人が黒っぽい服を着たら、逆に不釣り合いだし。白人が白ばかり着ても、
またボクらが黄色っぽいスーツをまとっても、なんともサマになりませんよね~!

そのうえ必要な要素は色だけじゃありません。スタイルや年齢、性格に「似る」って、
一体どういうことなんでしょう? あるいは場所や状況に「似る」って何? ボクらは
カメレオンじゃ~ないし、森の中ではいつも迷彩色を身につけなきゃいけないの~??

どうも「似る」は多くのご意見のように、もっと別の事柄と関係しているようですね。


             さて今回は、

  〈源蔵〉さんが中学の先生から聞いたというお話に注目してみましょう!!


“「似合う」の元々の意味は「賜る」で、貴人の容貌を受けてそれに合わせること”
            (とうばる)

もちろん正しいかどうかわかりません。ここでは一つの仮説と捉えておきましょう!

“貴人”、なんとも久しぶりの言葉ですね~!! 最近ではほとんど使われません。
Wikipediaによれば、「貴人とは身分や地位の高い人で、光武帝に始まる后妃位の1つ」
だとか。何だかよくわかりませんが、中国のこんな人たちのことだったようです。

 

中国皇帝 光武帝            武則天 


ではこの“貴人”を現代に当てはめると、一体どんなことを表しているのでしょうか?
つまり私たちは今どんなものの容貌に合わせて「似合う」と考えているんでしょうか?
きっと辞書には載っていないはず、あなた自身で、自由に解釈・説明してみて下さい!


                  ▽ 


これが今回の質問です。「現代における“貴人”とは、こういうものを指すのだ!」
という、これまたあなたの自説を披露してみてください。よろしくお願いしま~す!!

      あなたのお答えは、以下のメールまでお寄せ下さ~~い!!!
          (掲載可能なお名前も忘れずにネッ!)

        《 送り先アドレス→ vivasouy1@mac.com 》



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 では次回の “ようこそバルセローナへ” を、お楽しみに!
 
 
 
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